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ビンテージNFTとは?

Rare Japanese NFTs»ビンテージNFTとは?

この記事は著者 WhiteRabbit1111 氏の許可を得て翻訳したものです。中略している箇所がございます。
情報収集の際は、当サイトのリソースと合わせてご覧になるとよいかと思います。

Original article: The origin assets of the digital antiquities market (NFTs)


チャートは2022年5月1日に更新されました(高解像度のデータはこちら

注:グラフは更新されていますが、記事のテキストはまだ更新されていません。したがって、記事の内容と参照番号はチャートと一致しません。記事の更新はまもなくする予定です。

NFT - 世界を変える新しいアセットクラス

NFTムーブメントが生まれた原点となるプロジェクトを理解していただくために、このような情報をまとめました。

長文になることを予めお断りしておきます。この記事はゆっくり読むというよりは、参考資料として読まれることを想定しています。

今私たちは、新しいアセットクラスのユニークな出現期にあり、社会の運営方法や私たちの生活の多くの要素を根本的に破壊すると私は考えています。そのため、この新しいパラダイムのパイオニアであるアセットや革新的なプロジェクトに大きな価値が生まれると私は信じています。

私たちはすでに、このダイナミズムが展開され始めていることを目の当たりにしています。しかし、まだほとんど知られておらず、過小評価されているデジタルな遺物がいくつか残っているので、本稿でその情報を提供します。

Counterpartyプロトコルを用いたビットコインは、NFT/トークン化の最初期において、非常に重要な役割を担っていました。その後、イーサリアムのチェーンに焦点と活動が大きく移行しました。このような歴史を踏まえ、私はNFTの出現期を「golden era of NFTs - NFTの黄金時代 -」(2014~2016年)と「silver era of NFTs - NFTの銀の時代 -」(2017年以降)に分けて考えています。

これらの起源におけるアセットがビットコイン上でトークン化されたことの意義は、それがもたらすセキュリティ、分散性、長期性という点で見逃すことはできません。「起源であるチェーン」上であることは、詩的表現でもあることを付け加えておきます。

現在、BTCアセットのトレードへは、CounterpartyかOpenSeaの「Emblem Vaults」を利用することになります。このような一時的な参入障壁は、今のところ市場へのアクセスを減らすのに役立っているため、あなたの味方であると言えるでしょう。したがって、好奇心旺盛で粘り強い人は、現在開発中のオープンでチェーンにとらわれない完全に統合された市場プラットフォームが間もなく登場する前に、報われることになるでしょう。その時には、これらの初期の宝物は完全な市場へとアクセスが開かれ、露出されていくでしょう。この分野での学習をナビゲートするために、私はこれらのフォーラムをお勧めします。: Rare Pepe Trading Club and Official Counterparty Chat

NFTのセマンティクスをめぐる論争は要点を欠いている

何が『NFT』で何が『NFT』でないか、という概念に非常にこだわる人がいます。

しかし、そこまで複雑に考える必要はありません。NFTという言葉は、1対1の非代替性アイテムという本来の技術的な定義をはるかに超えて、進化を遂げているのです。むしろ、「NFT」という用語は、検証可能な希少性を持つトークン化されたデジタル資産を指す言葉として使われるようになっています。

要するに、価値は技術的な定義に基づいて資産に帰着するのではない、ということです。むしろ、デジタルアイテムがチェーンにトークン化されて、検証可能な希少価値を持つようになった瞬間、そこに需要と供給という市場の力が働き、そのアイテムに価値が付与されるのです。自らの足で市場は動いており、NFTのセマンティクスに関するくだらない議論はもはや無意味であることをよく示しています。

事実に基づいた物語と正当な評価の必要性

今回、プロジェクトの年表とロジャースのイノベーション・カーブを重ね合わせることにしたのには、いくつかの理由があります。

a) この分野において、私たちがいかに初期段階にいるか、そして今後大きな関心と需要が見込まれるかを説明するため。

b) 初期のブロックチェーンプロジェクトが、イノベーション・カーブのどの程度手前にあるかを示すため。

このことを強調したいのは、NFT界隈を最初に開拓した最も重要なイノベーターや最も影響力のあるプロジェクトのいくつかを見過ごす、不幸で不正確なナラティブが市場を支配していたからです。特に、クリプトパンクからNFTという新たな活動は始まったという不正確な考え方があります。

現在、市場はそうではなく、それ以前に革新的で影響力のあるプロジェクトがいくつもあったことを認識し始めています。これらの事実は、クリプトパンクスの歴史的な意義と価値を減じるものではありませんが(私はファンであり、クリプトパンクスを保有しています)、この世界を変えるテクノロジーにおいて、最も初期のイノベーターとプロジェクトが果たした役割についても正当な評価を受けることが重要です。

これにあたる人は多くいるかと思いますが、全てを書き上げることはできません。けれども私は特に、Spells of GenesisとRare Pepeというプロジェクト(他のプロジェクトも含む)で非常に早い時期にパイオニアの仕事をし、歴史における重要な位置にいたShaban ShaameJoe Looneyに注目したいです。

この2つのプロジェクトがきっかけとなり、NFTのムーブメントが世界中に広がり、やがて私たちの想像を超えた広がりを見せています。

同様に、Etheriaの先駆的な仕事も、この誤った物語によってあまりにも長い間影が薄くなっており、これもまた信用と評価に値するものです。私は、イーサリアムが稼働してわずか3カ月後にプロジェクトを立ち上げたEtheriaの開発者の才能に大きな敬意を抱いています。このプロジェクトがいち早く活用した革新的な分散型技術を、誰もコントロールすることはできないし、する必要もないということを、創設者が認識するようになることを願うばかりです。Etheria v1.1とv1.2はどちらも歴史的に重要であり、イーサリアムのブロックチェーン上に独立して存在することが永遠に評価されるでしょう。

他にも、初期のCounterpartyプロジェクトに貢献したChristian MossKoji Higashi、他にもKevin McCoy & Anil Dash(Namecoin, Monegraph)、そしてもちろん、NFT市場の顔となった革新的で象徴的なプロジェクトCryptopunksを作ったLarva LabsのMattとJohnなど、彼らのパイオニアとしての仕事は評価に値するものがたくさんあります。これらの様々な初期プロジェクトは競合相手ではありません。補完的なものであり、この記事で紹介する他の様々なプロジェクトとともに、世界を変えるこのテクノロジーの豊かな歴史を形成しています。

同様に、これらのプロジェクトに関連するビンテージ資産も価値を競うものではなく、むしろ一緒になって初期のデジタルアンティーク市場を形成しているのです。将来出現するであろうトークン化された資産の供給には限りがありませんが、過去の希少性には鉄壁のハードキャップが存在するのです。この年表と記事では、これらを図式化してみました(まあ、執筆時点ですべて知られているものばかりですが)。

NB
NFTの歴史的な物語をまもなくさらに修正するダークホースは、Namecoinの初期の業績であると私は信じていますが、現時点では市場にはほとんど知られていないままです。

事務連絡 — BTCアセット(Counterparty)のウォレットについて

BTC/カウンターパーティのアセットを購入しようとする場合、互換性のあるウォレットが必要であり、そうでなければ、Ethereum上でEmblem Vaultsがどのように機能するかを理解する必要があります。更なる情報は、こちらで入手できます。

大切なお知らせ

a) 多くの分野をカバーするために、各プロジェクトに関する情報を最小限にとどめ、素早く参照できるようにしました。また、これらの素晴らしい初期のパイオニア的なプロジェクトの一つ一つを正当に評価するために十分必要な深さまで踏み入れていないことは確かです。その豊かな歴史をよりよく理解し、評価するために、さらなる調査をされることをお勧めします。

b) 可能な限り正確な情報を提供するように努めましたが、どうしても間違いがあることは承知しています。また、私が見逃しているプロジェクトもあるかもしれませんが、予めご了承ください。正確な歴史叙述をするために、クレジットが重要です。もし、誤りや省略を発見されましたら、私にお知らせください。

c) 私が提供する情報は、あくまで私の意見であり、財務的なアドバイスではありません。ご自身の判断で結論を出していただくことが重要です。

d) 私はビンテージ資産のコレクターです。完全な開示になりますが、当然ながら、この記事で紹介されている資産の価値を信じて、いくつか保有しています。しかし、これは「自分のバッグを売りつける」試みではなく、私がこれまで採用してきた価値評価の枠組みについての洞察と、市場で知られていなかったり入手が困難だったりするこれらのビンテージ資産にアクセスするのに役立つ追加情報を提供するものです。

e) 提供した情報を通じて読者に何らかの価値を提供しようとしていますが、私はこの分野の訓練を受けた専門家ではありません。私は常に、広範な研究を行い、クリプトアートの歴史に関する第一人者であると考える Martin Lukas Ostachowski の専門知識に委ねたいと思います。

プロジェクトのタイムライン ~GOLDEN EMERGENCE ERA

1. Colored Coins (2012年3月27日)

厳密にはNFTそのものではないが、NFT技術の初期コンセプトは初めて考えられた場所として広く認識されています。ビットコインを用いて現実世界の資産を表現し、管理するために考案された手法です。
詳細については、2012年3月にYoni Assiaが発表したホワイトペーパーをご参照ください。
その後、より詳細なホワイトペーパーも発表されました。執筆者は以下の通りです。Yoni Assia、Vitalik Buterin (pre-Ethereum) 、Lior Hakim、Meni Rosenfeld

ソースや役に立つリンク集:

https://cryptoadventure.org/a-brief-history-of-colored-coins-what-made-them-special/

https://andrewsteinwold.substack.com/p/the-history-of-non-fungible-tokens

https://opensea.io/blog/guides/non-fungible-tokens/

2. TEST (2014年1月13日), TESTER (2014年1月19日), THING (2014年4月7日) etc.

Counterpartyプロトコルを使用しBTCチェーン上にタイトルのような形で、最も早い時期にトークン化された資産です。同時期に他のタイトルも同様にトークン化されました。これらの初期の名称には、それ以上のテキスト、画像、音声などは関連付けられていませんでした。

ソースや役に立つリンク集:

https://xchain.io/tx/1950

counterparty.io

3. Quantum (2014年5月2日) Blockheads (2014–2015) Comicons (2014–2015) CryptoEggs (2014–2017)

(中略)

5. FDCARD (2015年3月11日) & SATOSHICARD (2015年6月24日) — Spells of Genesis Cards

トークン化された資産の中では歴史的な聖杯で入手が極めて困難なものであることは言うまでもありません。FDCARDは、多くの最初の最初のものです…

これはチェーン上にトークン化された初めての収集品です(Ethereumが登場する前でした)。FDCARDは、(通貨とは別目的で)ゲーム内資産にブロックチェーンを活用した最初のゲームであるSpells of Genesis内のカード#1です。したがって、FDCARDはあらゆるゲームにおける初のトークン化資産です。

また、FDCARDは、トークン化されたクリプトアートの最初の例の一つでもあります。(作者: Alejandro Hurtado)

Shaban Shaame氏によって設立されたEverdreamSoft社は、同社のゲーム「Spells of Genesis」で使用する一連のアセットをビットコインブロックチェーン上でトークン化するためにCounterpartyプラットフォームを用いました。なおこのゲームは、現在もアクティブです。トークン化されたオリジナルのアセットは、現在では非常に人気の高い収集品となっています。今までになかった資産クラスとそこから派生する産業や経済の出現のパイオニア的存在となった歴史的な産物なのです。

2015年3月11日にトークン化されたFDCARDは300枚でした。

これらはもともと、革新的なFoldingCoinプロジェクトの参加者に配布されたものです。スタンフォード大学が関与する病気の治療法を見つける集団的な取り組みに対し、アイドル状態の計算パワーを貢献する報酬として配布されました。

このカードは、Counterpartyの設定によって小数点以下に分割できる方法で配布されました。そのため、受け取った多くの人はFDCARDの一部しか受け取ってなかったかもしれません。「トークン化された資産」が理解されていない2015年に行われた配布だったため、多くの割合のFDCARDがウォレットの中に忘れられて放置され、永遠に「時代の流れに取り残された」ことになっています。

本稿執筆時点では、FDCARDが1.0枚含まれたアクティブなウォレットは87個しか残っていません(この数字は変わる可能性があります)。そして、小数点以下の端数だけがあるアクティブなウォレットもあり、それら全てをかき集めるとFDCARD100枚分が残っています。したがって、FDCARDをお持ちの幸運なホルダー達は、Origin #100クラブと呼ばれる非常に小さく限定されたグループを形成しています。

FDCARD Holdings Analysis

Spells of Genesisの他のアセットの多くも同じ時期にトークン化され、例えば尊敬されている作品SATOSHICARD(2015年6月24日発行)があります。当初は1000枚発行されていましたが、その後800枚が焼却されたため、コレクターが探し求めることができるのは200枚だけとなりました。更にこの5年間で、何枚の作品がウォレットの中で放置され、永遠に失われたかは不明で、供給量はさらに減少していると思われます。

信じられないことに、Spells of GenesisとSarutobiのコラボレーションにより、SATOSHICARDは史上初のトークン化されたメタバースアセットとして認識されています。同じアセット/トークンが、2人の異なる開発者によって2つのゲームに統合され、それぞれで異なる有用性を提供したのです。

これはメタバースの小さな誕生であり、数十億ドル規模のゲーム産業の壁に囲まれた果樹園に最初の亀裂を入れる役割を果たしました。この革新的な技術は、このコンセプトが浸透するにつれ世界を揺るがすほどの重要性を持つようになるでしょう。この技術が全世界の数十億ドル規模のゲーム産業にもたらす破壊の度合いは、最終的にプレオーナーシップとポストオーナーシップの2つの時代に分けることになると、私は確信しています。後世の人々は、ゲームや資産に多額の資金を投入し、ゲームに飽きたらゲームサーバーに放置するしかなかったという考えに困惑することでしょう。

FDCARDやSATOSHICARDなどといった『Spells of Genesis』ゲーム内のアセットから、いま間近に迫っている崩壊が全て始まったのです。

ゲーム自体は2016年9月までにベータ版が公開され、その後2017年5月にリリース。現在もアクティブです。Spells of Genesisは、2015年から2019年の間に400以上のブロックチェーンアセットをリリースしており、いずれもイラストやカードの意味、レアリティが異なります。Spells of Genesisアセットのユニークな価値に加え、EverdreamSoft社は、ブロックチェーン業界の初期に起こった歴史的出来事をイラストに表現するという先見性のある決断を下しました。したがって、ゲームアセットとそれに関連するアートワークは、発行された時期の歴史的物語を後世に残すことにもなります。そのいくつかの例を挙げます。

SATOSHILITE - "The Imitator", GOXCARD - "The stealing of Mountain Gox", BLOCKSIZECD - "Battle for Block Size", ETHERERUMCARD - "Sir of the Ether" など。

ブロックチェーン: Bitcoin (Counterparty)

発行枚数について:

FDCARDは300枚ミントされましたが、初期における異例な流通方法によって、その多くがウォレットにアクセスできず失われたと考えられています。この記事を書いている時点で、カード1枚がそのまま存在しているアクティブなウォレットは、たった87個だけです。

SATOSHICARDは1000枚発行されましたが、その後800枚が焼却され、わずか200枚しか残っていない貴重なトークンです。

Spells of Genesisカードは300枚以上あり、それぞれ200〜3000枚と異なる発行枚数となっています。その多くは2015年に発行されたものです。

現在の価格:

FDCARD
この資産の希少性と重要性を考えると、市場活動はほとんどなく、フロア価格を決定することは困難です。OpenSeaの現在の最安値は120ETHで、それから540ETHまで上昇しています。

SATOSHICARD
同様に、市場の動きもほとんどないため、フロア価格を決めるのは難しいといえます。OpenSeaの現在の最安値は90ETHです。

他のSoGカード
他のカードについても、それぞれ価格帯は幅広くなっています。価格も様々です。これらは、ブロックチェーンにトークン化された最初のコレクターズアイテムであり、最初のブロックチェーンゲームのアセットであることを考えると、Spells of Genesisのカードは近い将来、コレクターに最も人気のあるデジタル資産の1つになると予想されます。

マーケットプレイス:

https://sogassets.com/assets

https://xchain.io/dispensers

https://goodman.auction/

https://t.me/wthauctionhouse

https://opensea.io/assets/emblem-vault-matic?search[resultModel]=ASSETS

https://crystalsuite.com/store/

ソースや役に立つリンク集:

https://www.orbexplorer.com/collection/?collection=eSog

https://spellsofgenesis.tumblr.com/post/116644097515/what-is-an-fdcard

https://bitcoinist.com/moonga-spells-genesis-taking-cryptocurrency-online-gaming/

https://cointelegraph.com/news/tokenized-mobile-gaming-spells-of-genesis-bitcrystals

(中略)

8. SaruTobi Island (2016年5月6日)

Christian Moss(@Mandelduck)が開発した、Counterpartyでビットコイン上にトークン化されたアセットを組み込んだ、初期の革新的なゲームです。2017年8月にいくつかの機能が備わった初期リリースがありました。このゲームはアクティブなまま(一部の地域でのみアクセス可能)で、未完成でもあります。本作は、『Spells of Genesis』に続いて、ブロックチェーンアセットを取り入れた非常に初期のブロックチェーンゲームの1つです。

全部で10個のアセットが作成されています。(そのうちのいくつかはゲーム「Spells of Genesis」とコラボされ、トークン化された「メタバース」ゲームアセットの最初の例であると認識されています)。アセット発行数は5,000~21,000,000でしたが、@Mandelduckは最近、アセットを大量に燃やして供給数を大幅に減らすことを示唆しています。

ブロックチェーン: Bitcoin (Counterparty)
現在の価格:現時点で購入価格を評価するには、市場に出回っているアセットは少なすぎます。
マーケットプレイス:

https://xchain.io/dispensers

https://goodman.auction/

https://t.me/wthauctionhouse

OpenSea — Emblem Vault

ソースや役に立つリンク集:

https://medium.com/@mandelduck_57082/a-brief-history-of-sarutobi-c5e6b87679ca

http://mandelduck.com/sarutobiisland/crowdfund/

https://mandelduck.medium.com/sarutobi-island-released-cb1e405c6204


9. Force of Will (2016年8月12日)

Force of Will Cards on BTC / Counterparty

Force of Willは、物理的なトレーディングカードゲームと関連したストーリーを中心とする日本のファンタジーシリーズです。2016年までにFoWは大きな成功を収め、30カ国以上でカードを販売し、北米のホビーチャンネルコレクターズゲームカテゴリで売上高4位(マジック:ザ・ギャザリング、遊戯王TCG、Pokémon TCGに続く)にランクインしています。

2016年9月、Force of Willは「WILLCOIN」という通貨とともに、カードをトークン化した資産として、Counterpartyでビットコイン上に公開しました。このアセットを利用したゲームが発売される予定でしたが、それは実現しませんでした。

発行枚数について:

全部で160枚のカードがあります。

各1000枚が発行され、その後各500枚が焼却されました。

ブロックチェーン: Bitcoin (Counterparty)

現在の価格:

フロア価格を設定することは難しいです。これらのアセットは市場に出ている数が少なく、現時点では購入価格を評価することができません。

マーケットプレイス:

https://opensea.io/assets/emblem-vault-matic?search[resultModel]=ASSETS

https://xchain.io/dispensers

https://goodman.auction/

https://t.me/wthauctionhouse

ソースや役に立つリンク集:

https://www.econotimes.com/TCG-Force-of-Will-partners-with-two-Counterparty-based-projects-to-launch-blockchain-based-online-simulator-next-month-264564

https://bitcoinist.com/force-will-digital-blockchain-assets/

https://news.bitcoin.com/blockchain-tcg-force-will-september/

https://medium.com/@coin_and_peace/history-of-vintage-nfts-in-japan-the-almost-forgotten-part-of-nft-history-5f15ce50a828

10. Rare Pepes (2016年9月9日)

クリプトアートの誕生において、このプロジェクトの意義はいくら強調してもし過ぎることはありません。このユニークで革新的なプロジェクトは、現在私たちが理解しているトークン化されたクリプトアートの概念を大きく定義し、世界的なクリプトアート・ムーブメントを生み出したと評価されています。Rarepepeプロジェクトは、Namecoin上でアートワークをトークン化した個々の実験的作品を超えて、世界中のアーティストや愛好家、コレクターのコミュニティを魅了し、その想像力を掻き立てたのです。

また、Spells of Genesisやその他の新興プロジェクトとは異なり、シンプルに「アート」という用途で、アートを作成、所有、取引するためにブロックチェーンを使用した最初の例でした(つまり、ゲーム用途やその他の広義の用途の資産ではありませんでした)。

このプロジェクトには豊かな歴史があり、短い要約では十分に説明しきれません。より深く理解したい方のために、以下にいくつかのリソースを提供します。簡単に言うと、Joe Looney氏率いる初期のイノベーター達(Rare Pepe Scientists)が、アーティストや個人からRarepepeコレクションに含まれるため "dank" なPepe作品を投稿する機会を提供したのです。クラウドソーシングで投稿された作品は、「Rare Pepe Scientists」によって審査され、十分に "dank" で、Rarepepeの平和を愛する価値観に不快感を与えないものであれば採用されました。こうした軽いタッチでコレクションのキュレーションが行われていたのです。

RarepepeはCounterpartyを利用してビットコイン上にトークン化され、ユーザーフレンドリーなRare Pepe Walletを通じて購入できるようになりました。多くのRarepepeカードは、ポップカルチャーに基づいたイメージを持ち、重要な歴史的イベントに関する文化的・政治的コメント(大抵風刺が多い)が含まれています。

1700枚以上のRarepepe作品があり、36の異なるシリーズに分かれています。各カードの希少性(発行枚数)は、1枚のものから複数のゼロを持つものまで、実にさまざまです。ベルカーブの中心は100~300枚程度であり、中には大幅な焼却により発行枚数を減らしたカードもあります。

最も価値のあるカードには、Nakamoto氏のRAREPEPE(300枚発行、シリーズ1、カード1)、LORDKEK(10枚発行、シリーズ1、カード34)、初めてオーディオビジュアルをトークン化したDJPEPE(169枚発行、シリーズ4、カード29)、初めてgifファイルがトークン化されたUFOPEPE(100枚発行、シリーズ4、カード29)などがあります。そして、「クリプトアート史で最も重要なNFT」と多くの人が考えているHOMERPEPE(1枚発行、シリーズ2、カード32)もあります。他にも様々な1枚発行ものや多くのRarepepeカードがあります。

またRarepepeは、2018年1月に初めてライブのクリプトアートオークションを開催したことでも知られています。このオークションで、HOMERPEPEが$39,800で落札されたことが、クリプトアート市場とNFTムーブメントに最初の火をつけたと言われているのです。HOMERPEPEは、2021年に$320,000で転売されました。

ブロックチェーン: Bitcoin (Counterparty)

現在の価格:

価格は、それぞれのRarepepeカードの希少性、作者、シリーズ、コミュニティの感傷、歴史的意義によって大きく異なります。現在レアペペコミュニティのメンバーは、買い手のための価値評価ガイドを提供するオプションを模索しています。それまでは、DYOR (Do Your Own Research)がベストです。

マーケットプレイス:

https://rarepepewallet.com/

(注:このサイトでは、Rarepepeを購入するためにPepecashまたはXCPを必要としています。これらの通貨は、こちらのディスペンサーのリンクから、あるいは少数の暗号資産取引所から入手できます。より詳しい情報はこちらで入手できます:https://t.me/Counterparty_XCP)

https://xchain.io/dispensers

https://goodman.auction/

https://t.me/wthauctionhouse

https://freewallet.io/ (BTC/Counterpartyアセットを保有し、DEXにアクセスする際のウォレット)

https://opensea.io/assets/emblem-vault-matic?search[resultModel]=ASSETS

Or DM to: https://twitter.com/WRabbit1111

ソースや役に立つリンク集:

http://rarepepedirectory.com/

https://pepewisdom.com/

https://rarepepemuseum.com/

(中略)


13. BitGirls (2016年12月20日)

これは非常に珍しく、あまり見つからなかった歴史的なプロジェクトとアセットです。

NFT界隈は、ここ最近2021年位からの大手メディアの報道と関心が集まるまで、「メインストリーム」から大きく外れて静かに活動してきたと、ほとんどの人が考えています。

しかし、2016年から17年にかけて、東京とその周辺地域(1430万世帯)で放送された日本のテレビ番組がありました。この番組は、「BitGirls」と呼ばれる日本の若い女性を取り上げたもので、各エピソードが毎週放送されました。視聴者は各エピソード終了後に「トレカブ」を使って投票することが出来ました。投票によって、違うコスチュームを着させたり、立ち位置を変えることができました。テレビでのパフォーマンスは女性タレントの人気に影響を与え、その結果、トークンの価値が上下し、視聴者の売買にも影響を与えました。

この番組では、クラウドファンディングを実施し、参加者が投票用のトークンを購入できました。そして、Zaifの取引所でBitGirlsのトークンを投資家は取引することができました。この初期の革新的なアプローチは、ICOやガバナンストークンという言葉が生まれる前の、事実上の初期形態の一つでありました。

BitGirlsには26個のアセットがあり、それぞれが500から1000の間で供給されています。これらのアセットの多くは、オリジナルの発行元ウォレットに残っており、まだ誰かがアクセスできるかどうかは不明です。これらのアセットが販売されているのを見つけるのは非常に難しく、どれくらいの数が流通しているのかを知るのはほぼ不可能です。

ブロックチェーン: Bitcoin (Counterparty)

現在の価格:

フロア価格を決定するには、市場の認識と活動が不十分です。執筆時点では、現在のフロアはOpenSeaで1ETHです。

マーケットプレイス:

https://xchain.io/dispensers

https://goodman.auction/

https://t.me/wthauctionhouse

Open Sea Emblem Vaults

ソースや役に立つリンク集:

https://www.orbexplorer.com/collection/?collection=eBtg

https://bitcoinmagazine.com/culture/japanese-tv-show-bitgirls-brings-bitcoin-and-digital-currencies-to-the-masses-1476209323

https://news.bitcoin.com/cryptocurrency-tv-show-bitgirls/

https://cointelegraph.com/news/bitcoin-rebranding-in-japan-bitgirls-tv-show-to-sugarcoat-mtgox-drama

Projects on the Timeline ~ SILVER EMERGENCE ERA

(中略)

15. MemoryChain (2017年4月8日)

Memorychainは、ブロックチェーン業界における重要なイベント、人物、プロジェクトを描き、記念として残すことを目的とした日本のユーザーが中心となって作られたコンテンツのコレクションです。コミュニティテレグラムと複数のアーティストがいて、イラスト投稿をキュレーションしていました。この初期のコミュニティとプロジェクトに関する情報は、現在では入手困難です。しかし、ブロックチェーンの歴史が詰まったこれらの素晴らしいアート作品は、この時代の貴重な遺物として残されているのです。リード・イノベーターであるKoji Higashiは最近、初期のプロジェクトや他のプロジェクトに関する驚くべき洞察を提供する記事を書いています。

ブロックチェーン: Bitcoin (Counterparty)

発行枚数について:
152種類のカードがあり、それぞれ異なる発行枚数となっています。

現在の価格:

限られた市場活動はこれを評価することを困難にしています。最近、OpenSeaでEmblemVaultを介してアクセスできるようになりました。最低価格は0.02ETHです。

マーケットプレイス:

https://xchain.io/dispensers

https://goodman.auction/

https://t.me/wthauctionhouse

OpenSea Emblem Vault

ソースや役に立つリンク集:

https://www.orbexplorer.com/collection/?collection=eMyc

https://medium.com/@coin_and_peace/history-of-vintage-nfts-in-japan-the-almost-forgotten-part-of-nft-history-5f15ce50a828


以下、記事はまだ続きます。翻訳でき次第更新していきます。Soon...

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